2019.12.11
3日間にわたり、彩の国すこやかプラザにて障害者歯科研修会を受け、修了書をいただきました。
演題は多岐にわたり、埼玉県歯科口腔保健センターの先生方から様々な講義を受けることができました。
障害者歯科概論から始まり、知的能力障害・発達障害・脳性麻痺などについて基本的な事柄を学び、行動調整法(行動変容法・体動コントロール法・精神鎮静法・全身麻酔)を用いて、患者の不安や恐怖心を取り除くよう支援し、歯科受診時に適応行動がとれるよう誘導する方法がある事を学びました。
身体障害・内部障害(感染症疾患含む)・高齢者・中途障害者(虚血性心疾患・脳血管障害・糖尿病・悪性腫瘍・認知症・事故…等)についても、特性や歯科治療時の留意点を学びました。
◎歯科衛生士として指導を行う以前に心得ておくこと
1.障害者への理解と受容
2.障害に対する理解と知識
3.障害と歯科的特徴
4.障害者自身や障害をもつ親・ご家族への配慮と看護
大切なことは【医療面接】により、安全で円滑な質の高い治療を行うために患者の情報収集をして、医学情報を聴取し、患者のニーズや悩みを把握すること。そして、患者とそのご家族と医療関係者の良好な関係を築くこと。患者の話を聞き(傾聴)、受け入れ(受容)、理解する(共感)障害者歯科ではさらに障害に対する理解が必要であること。
そして、【医療安全への配慮】として、障害者は身体障害、知的障害、精神障害あるいは内科的な慢性疾患などにより、歯科受診にストレスを受けやすい状態にあり、全身状態の把握やその変化には、特に注意が必要であること。歯科衛生士が行う医療安全への配慮は、診療時の患者の顔色、表情、呼びかけに対する反応、動きを観察し、通常との変化を読み取り、歯科医師と共に対応することであると学びました。
3日目の研修会では、障害者歯科関係の経験がある歯科衛生士を招いてのミニパネルディスカッションもあり、具体的なテーマをもとに色々とお話を聞くことができました。
3日間の研修で学んだこと、感じたことを明日からの仕事に活かしていきたいと思います。(新井 記) |
2019.12.2
西村歯科医院で誕生日を迎えるのも、○○回目の衛生士の荻野です!
毎年、院長から頂いだくケーキとお花を楽しみにしています。
今年のお花は、ピンク系で可愛いらしく、ケーキもとっても美味しかったです♪♪(荻野 記) |
2019.12.2
令和元年11月27日(水)に、西村院長と歯科衛生士の新井で、神泉小学校の1・2年生へブラッシング指導に行ってきました。
まずは、むし歯にしないためのおやつの摂り方やフッ素の大切さ、第一大臼歯(6才臼歯)や乳歯と永久歯が入り混じった混合歯列期の歯の磨き方のコツをお話しました。
その後、染め出しをして赤く染まった部分を確認し、ハミガキの練習をしました。歯赤く染め出して見ると磨けていないところがよく分かるので、みんな一生懸命鏡を見ながら磨いてくれて、最後はとてもきれいに磨けていました。
1・2年生で8人と少人数なので、院長と共に、生徒1人ひとりにゆっくり時間をかけて、ハミガキのコツをお話しする事が出来ました。
軽い力で優しくハミガキをすること。歯ブラシの持ち方、あて方、それぞれのお口の中の状態に合わせてのハミガキの仕方…等、色々とお話もしながらの楽しい時間でした。
ハミガキが終わった後、「歯がつるつるになった!」と驚いている子もいました。
まだまだ自分だけではきれいに磨くことも難しいので、お家の人にしてもらう仕上げ磨きの大切さも伝えてきました。
これからずっと使っていく歯を少しでも長く健康に保っていけるように、これからもお手伝いができたらと思います。(新井 記) |
2019.12.2
■講義 ■実技 ■検定試験 ■実技現場レポート提出
衛生士の根岸・新井、全てをクリアーし無事合格しました!
1.どうして【口腔ケアマイスター】の資格制度が生まれたのか?
口腔ケアだけでは、誤嚥性肺炎による施設・病院での入院が激減できない悩みや、一日の3回食後の口腔ケアは職員数からみて困難を要します。
そこで効果的で簡単な技法を介護現場から短期間に成果が出る独自の技法を開発し、広く介護職員に広めることを目的に、 3つの技法を資格認定することにしたそうです。
2.【口腔ケアマイスター】の仕事は?
資格認定を受けた者は、現場でそれぞれに指導者として職員及び他職種に技法の推進や伝授をして、結果を出せるように取り組みを積極的に行います。
3.【口腔ケアマイスター】資格認定には段階があります。
@口腔ケアマイスター初級(簡単口腔ケア週2回法)
A口腔ケアマイスター中級(SEIDA式口腔内臓器つぼマッサージ法)
B口腔ケアマイスター上級(手技で行う咽頭ケアと排痰)
4.資格認定後の特典は?
@履歴書に資格認定を取得していることを明記出来ます。
A指導的な役割を担う事が出来ます。
B何より、誤嚥性肺炎による入院を減らすお手伝いが出来ます。
(主催 一般社団法人 全国オーラルヘルスケアエコプロ協会)
ご家族や身近な方で、歯科医院に通院が困難でお困りな方がいるようでしたら、施設・在宅等伺います。ぜひ、ご相談ください。(根岸・新井 記) |
2019.12.2
みなさんの身近で、寝たきりのお年寄りや、体が不自由で通院がむずかしい方などがむし歯や入れ歯の不具合などでお悩みではありませんか・・・?
訪問歯科診療とは・・・ご自身で歯科医院に通院が困難な方の、ご自宅や入院・介護施設等へ歯科医師・歯科衛生士が伺い、歯科治療や口腔ケアを行う介護・医療サービスです。
=訪問歯科診療内容=
・むし歯の治療・予防
・歯周病の治療・予防
・義歯(入れ歯)の作成・調整
・抜歯
・摂食・嚥下障害のリハビリ 等(訪問診療用の機材では対応が難しいこともあります)
当院では通院が困難なお年寄りやお体の不自由な方のために訪問歯科診療を行っています。※詳しくは受付までお気軽におたずねください。 |
2019.12.2
今回は1泊2日で福岡県まで遠征して、小児歯科医の増田純一先生の研修会に、衛生士の田村と大澤が参加しました。これから一年間、増田先生や他の講師の方と一緒に、小児の口腔機能について学んで行きます。
0歳から3歳までに学んだ、食事の食べ方や舌の使い方が、身体の発育や情緒の安定、学習能力、歯並びに大きな影響を与えます。今の歯科医療は、見た目重視になりがちで、矯正で歯並びを整えることは出来ますが、根本の歯並びが悪くなった原因解決まで行えていないのが現状です。
増田先生の教えによると、歯並びは遺伝が2割、環境8割。日々の生活を見直し、正しい食べ方、飲み込み方を知ることで、不正歯列を予防でき、人格形成や知能・運動能力も向上する可能性があるのです。乳幼児期に獲得した正しい咬み方・飲み込み方は、老後になった時にも誤嚥を予防できるなど、一生の財産になるものです。
これから、当院にてMFT(口腔筋機能訓練)を取り入れ、小児を対象に食べ方・舌癖の改善や、矯正後の後戻り予防などに力を入れていく方針です。
同時に、乳幼児のお母さんやご家族に的確なアドバイスが出来るよう、日々の診療や研修会で、私達自身の学びを深めて行きます!! (大澤 記)
MFTとは…筋肉の機能を訓練によって改善し、歯列の正常な形態を維持するための環境作りを行います。個々の筋肉のトレーニングに加え、咀嚼・嚥下の訓練を行い、舌と口唇の正しい安静位を得ることによって、歯列に対する筋圧のバランスを整えます。 ※過去のトピックス124へ戻る
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