歯科衛生士の認定制度について

歯科衛生士とは、以前『歯医者さんの看護婦さん』と呼ばれていましたが、専門学校で学び、取得した国家資格です。
主な仕事内容
@診療(歯の治療)の補助                
A保健指導(歯の磨き方や口の中の環境を整えるための生活習慣改善の指導や説明)
B予防処置(歯石やたばこのヤニなど着色の除去、フッ素塗布、予防填塞といわれる予防のために歯を削らないで樹脂をつめることなど)を行っています。

近年、より専門的な知識と技術を習得した衛生士には、『認定歯科衛生士』の資格が与えられるようになりました。
日本歯周病学会が認定する認定制度では、歯科衛生士の国家資格を取得後、5年間の実務経験を持つ歯科衛生士を対象に、自分の受け持っている症例についての分析をプレゼンテーションし(面接試験もあります)その審査結果によって認定される資格です。

歯科の二大疾患はむし歯と歯周病と言われています。
特に、歯周病に関しては国民の80%が罹患し自分の歯を失う最大の原因になっています。
こうした現状から、歯周病についてより深い知識と専門的技術を兼ね備えた歯科衛生士が必要になってきました。そこで平成17年日本歯周病学会歯科衛生士認定制度が発足しました。現在、本院では歯周病認定歯科衛生士が一名在籍しています。今後それに続いていけるよう他の歯科衛生士もチャレンジしています。
歯周病の治療は健康を回復した口の中をできる限り後戻りさせないために、現状を維持することや、再発を早期に発見することなど、メインテナンスが重要です。
長期にわたりメインテナンスに関わらせていただくのが歯科衛生士です。私たち歯科衛生士は今後も自信と責任を持って患者さんのニーズに答えられる歯科衛生士を目指していきます。
早期発見、早期治療により、いつまでもきれいな歯、きれいな歯ぐきで美味しいものをおいしく食べ、健康な生活をおくるため正しいブラッシングが行われているか、歯周病は進行していないかなど、お悩みがありましたら歯科衛生士にぜひご相談下さい。